怒りに任せるには人生は短すぎる。


こんにちは、スガタツです。
今日は映画の話を書こうと思います。

直々(々←これ「同じ」で変換すると出てくるんですね。)僕は映画を見ます。
映画好きとは言えないぐらいですが、映画を見るのは好きです。

そんな僕が好きな洋画を紹介します。

アメリカンヒストリーX

この映画は
『アメリカン・ヒストリーX』は1998年に制作されたアメリカ合衆国の映画。 白人至上主義に傾倒する白人の兄弟を通して、アメリカが抱える人種問題・貧富の差を浮き彫りにした問題作。それまでCM制作に携わっていたトニー・ケイの初監督作品。
です。

なんというか、今のトランプ大統領が当選した後のアメリカで問題に
なっているようなことを98年の時点で捉えているというか
98年以前からある問題が解決せずにじわじわと拡大しているという感覚を覚えます。

今のアメリカに渦巻いているのは単純な人種問題ではなく
アメリカ人という人々の雇用が他国からの移民により、
雇用が奪われ貧富の差が拡大して行っていることによるものとされている気がします。

ただ、この映画に関しては移民というよりは白人・黒人という
2色のコントラストに分けその溝を描いていますが、
結局のところ、貧富の差が背景にあるのではないか?というのが
この映画のテーマだったと感じます。

見所-兄弟という絆-

主人公はダニー・ヴィンヤードというカリフォルニアの高校生です。
彼は父親を黒人に殺されたため、激烈な白人至上主義を貫き、黒人の同級生と険悪な仲にあります。
頭をスキンヘッドにし、部屋には鍵十字。人種差別の権化ともいわれるようなナチスの指導者・ヒトラー(ヒトラーというよりはヒトラーに傾倒する兄)に傾倒しています。

また、もう一人の主人公というべき存在がダニーの兄、デレクです。
彼も、消防士だった父が黒人のドラッグディーラーに殺されたことをきっかけに、白人至上主義のリーダー、キャメロン・アレクサンダーと近づくようになりました。そして、元々成績優秀で人を惹きつける魅力を持っていた彼は地元の「スキンヘッズ※」のカリスマ的存在にまでなっていったのです。
スキンヘッド(skinhead)は、反体制的な思想を持ち、意図的に剃髪した団体(およびその構成員)のことを指す。 +Wikipedia 

物語は、過去から始まります。
デレクは父からの形見の車を盗もうとした黒人を殺した罪で逮捕されており、
3年の服役を終えて出所の日となります。
この兄のデレクが服役している間、ダニーは兄の思想へと傾倒し、その存在を心から尊敬しており、兄をなぞるように白人至上主義を掲げていました。

しかし、兄デレクは刑務所内で壮絶な経験をし、
弟が理想としていた兄とは似て非なるものとなっていました。

そこにある差異を埋めていくのがこの映画の見所かと思います。

兄弟という2人の人間の間でも思想・思考にズレが生じます。
このズレというものはもちろん関わる人間が増えることによって
とてつもない溝となっていく気がします。

その溝を埋める必要があるのかどうかは
1ニートの僕にはわかるわけもありませんが
「埋めれたらなぁ」ぐらいの希望は持ってます。

最も共感した映画内の一節としてか
下記のセリフになります。

"憎しみとは耐え難いほど重い荷物。怒り任せるには人生は短すぎる。"

穏やかという評価を友人・知人にされる事が
多い僕ですが、どこか憤りを感じています。
それは他人に見せる事がほぼありませんが。

憤りを感じて生きている僕にとって上記のセリフはとても心に残りました。

機会があれば見ていただきたい映画の一つです。




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