こんにちは、スガタツです。
この記事に続き、
また映画の話をしようと思います。怒りに任せるには人生は短すぎる。
クソデブニートは映画もそこそこ好き。
夜明け前が一番暗い
今日取り上げさせていただく、
映画はご存知の方も多いと思いますが
ヒーロー"バットマン"の映画、俗に言われる"ダークナイト トリロジー"の
二作目
THE DARK KNIGHT
でございます。
あまりに話題になったので見た方も多いと思います。
解説の記事も至る所にあるので、「これか、、、」と
そうそうに退散されてしまうかもしれませんね。。。
そんな方にはWATCH MENという映画をお勧めするので
大まかなストーリーはこちら
ゴッサムシティ(架空の都市)に住む大富豪ブルース・ウェインは潤沢な資産を使い、プレイボーイを演じていますが夜になるとバットマンとして悪人に対し恐怖を与える、影の守護者として生きていました。そんな街に新進気鋭の検事、ハービー・デントが現れます。彼は「光の騎士(shining night)」として法律・正義感で街の浄化に勤めます。その街に突如として現れる混沌の使者「ジョーカー」。光の騎士と影の守護者が街を混沌から救うために手を組み、ゴッサムシティを闇のない街へとするためストレートフラッシュを決める映画
です。
なぜ、ロイヤルストレートフラッシュではないかは
映画を見ればわかります。
何が魅力?
一つの魅力としてあげられるのがバットマンには特殊能力がない。
というところだと思います。
思います。
例えば、
スーパーマンはこんな感じ
「弾よりも早く」 「機関車よりも力は強く」 「ビルディングなどは一飛び」 「川の流れを変え」 「鋼鉄をひねるなどは朝飯前」 腕力:80万トンの物を持ち上げる 耐久力:40メガトンの核爆発に耐える。 飛行能力:最高時速は800万キロ。初期の頃は空を飛ぶのでは無く、200mも跳べるジャンプだった。 視力:遠方を見る事や顕微鏡のように拡大できる。赤外線も感知しエックス線を捉えることでレントゲンのように透視できる。エックス線を透過しない鉛は透視できない。 聴力:数百万人の中から一人の声を聞き分けることができる。 ヒートヴィジョン:眼から光線を放つ。 スーパーブレス:超低温の息を吐く。強すぎ。頼もしすぎ。
日本で一番有名だと思われる
アイアンマンはこんな感じ
アイアンマンスーツなしのトニー・スタークの戦闘力は一般的中年男性とほぼ同等、軽い運動する程度のスタークに超人的パワーがある訳ではありません。しかし、トニー・スタークには人並み外れた頭脳があります。自ら開発したアイアンマンスーツを着用することで彼の戦闘力はスーパーヒーローレベルにまで達し、通常時の約85倍ものパワーを手にすることが出来ます。けどバットマンにはなーんもありません。
頭脳も天才レベルではありますが、トニー・スタークほどの超天才ではありませんし
バットマンのスーツは飛んだりはできません。滑空は出来ます。
持っている道具も「これならあるかも※」ぐらいのガジェットとビークルです。
※ダークナイトトリロジーに関して言えばです。
あくまで人間としてヒーローをやっているんです。
そして人間らしさが溢れています。
自分はヒーローをやるしかないという妄執にとらわれています。
ある種、二作目のこの段階では彼の行為は自己満足でしかないという
描かれ方もされていると思います。
もう一つ絶対的に外せないポイントがこの映画にあります。
それは、この映画の悪役として登場する
ジョーカー(演:故ヒース・レジャー) |
悪役(ヴィラン)としての魅力
"悪役"と書かせていただきましたが、正直悪だと思っていません。僕個人は。
なんというかテンプレートとされる悪役が求めるものは「世界征服」「金」「力」などが
あげられると思います。
そんなモノは求めていないんです。このジョーカーという存在は。
求めるものはただ一つ「面白さ」です。
面白いから銀行強盗をする。面白いから人を殺す。面白くするために病院を爆破する。
厄介すぎます。ただ、限りなく自分に正直です。
何かを求めている悪役に関してはある種、交渉の余地が残っていると思います。
しかし、交渉なんてつまらないもの必要としてないんです。
そしてあくまで彼は"一個人"なんです。
徒党も組みます。組織も作ります。けどそれは面白さの追求なんです。
彼という狭間から生まれた一つの存在が、世を使い大いに遊びます。
人間という存在の醜く面白い本性を暴くために。
演じられていた、ヒース・レジャーはこの作品を遺作としています。彼が死去した後、途中まで製作されていたDr.パルナサスの鏡という映画の代役をジョニーデップなどが勤め完成しましたが。もし生きていた時の3部作目を見たかったなぁ。
ジョーカーを生み出した存在
上記でもありますが突如として狭間から生まれた混沌の使者、ジョーカーは
誰が生み出しのか、、、
それは
バットマン
なんです。
この"生み出した"という言葉だと語弊が生じそうでうが、
間違いなくバットマンがいなければジョーカーはゴッサムシティに現れることが
なかったんです。
バットマンが現れるまでは、ケチなチンピラだったとジョーカー自身も言っています。
しかし、バットマンが現れ強大なマフィアなどが街から消えていきます。
そしてバットマンというショック療法により目まぐるしく変化していく街は
ある種、不安定な一面を持つようになります。
闇社会を安定させていた母体が無くなり、バランスを崩し徐々に歪みが
広がります。その歪みがジョーカーだったのです。
ジョーカーは映画の終盤でバットマンに下記のセリフを放ちます。
Kill you? I don't want to kill you. What would I do without you? Go back to ripping off Mob dealers? No you... You. Complete. Me.
「ンハハハ、アンタを殺すって?」「殺したくなんかないって」「アンタがいなくなっちまったらオイラはどうすればいい?」「ギャングの売人から盗みをはたらく生活に戻れっていうのか?」「違うよ、違う違う違う……」「アンタが。オイラを。満たしてくれる」バットマンは人を殺せません。それは彼が持つ正義の心からです
ジョーカーも彼を殺しません。なぜなら極上の遊び相手・おもちゃだからです。
このジレンマにより永遠と彼らはコインの表と裏になってしまったのです。
ジョーカーに憧れてしまう
別にやばいことをしようってわけではないです。笑
ただ一人でも何かを動かせる力・自分のしたいことを明確に捉え
それを実行する力に憧れます。
その面だけ見れば彼はとてもすごいエネルギーに溢れていると感じます。